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“超高金利通貨で月利1%を狙う”

海外FX スワップ・キャリートレード徹底ガイド〈2025年版〉

この記事で得られるもの

  1. 2025年5月時点の主要高金利通貨──政策金利&スワップ相場が一目で分かる
  2. MXN / JPY・TRY / JPY・BRL / JPYなど「プラススワップが大きい組み合わせ」とそのリスク
  3. レバ最大1000倍×ゼロカット環境で“金利だけを取りに行く”実践プロトコル
  4. 三重スワップ(水曜クレジット)・税金・規約改定…“落とし穴”完全回避チェックリスト

1│スワップ=“通貨の金利差”を毎日もらう仕組み

  • 買い (ロング):高金利通貨を保有し、低金利通貨を借りる → 正スワップが付与。
  • 売り (ショート):逆に 負スワップを支払う。
  • 海外FXは国内よりレバが高く「実効金利=政策金利×レバ」。ただし スプレッド・為替変動が収益を相殺する点に注意。

2│2025年5月・主要高金利通貨の政策金利&参考スワップ

通貨政策金利(▲=利上げ最新月)代表ペア典型スワップ*(1 lot/日)背景
TRY (トルコリラ)46.0 %▲ (Apr 17) TRY/JPY+1,100 円インフレ対策で急ピッチ利上げ
BRL (ブラジルレアル)14.25 %▲ (Mar 20) BRL/JPY+280 円セリック(SELİC)最高水準
MXN (メキシコペソ)9.00 %▼ (Mar 27) MXN/JPY+250 円減速局面でも依然高水準
ZAR (南アランド)7.50 % (Mar 20) ZAR/JPY+120 円資源国だが財政懸念あり
USD (米ドル)5.25–5.50 %USD/JPY+40 円円キャリーの基本ペア

*スワップはXM・FPMarkets等の平均値(レバ25倍相当)。業者・口座タイプで変動あり。


3│高スワップを最大化する“3ステップ運用”

ステップ具体策ねらい
① 業者選定①スワップ公開が毎日更新
②トルコ・ブラジル・メキシコ口座対応
③ゼロカット実装
マイナス残高リスクゼロ化
② 口座分散スワップ用(長期)口座とデイトレ・指標口座を分離ロット上限規約やロスカットを隔離
③ ロット最適化(余剰証拠金 × 1〜2%)/平均逆行pips為替逆行で利息を溶かさない設計

4│“三重スワップ”とカレンダーの罠

  • 多くの海外FX業者は水曜NYクローズ時に3日分のスワップ調整。
  • 祝日カレンダーでズレる場合もあるため、公式カレンダーを毎週LINEで確認すると取りこぼし防止に。

5│リスク管理:金利より怖い3つの変動

リスク具体例防衛策
為替暴落TRY/JPYが週内-5円 → 年利3ヶ月分が一瞬で吹き飛ぶロット縮小+逆指値を必ず設定
政策転換メキシコが0.5%利下げでスワップ25%減中銀会合日程・議事要旨をウォッチ
業者スワップ改定“正→負”の逆転事例 (2024年秋のルーブル)毎日 21:00 の付与額をエクセルで記録し異変を検知

6│税金と収支管理(日本居住者)

区分税率スワップの扱い
海外FX総合課税:5–45%+住民10%取引益と合算。必要経費控除可
国内FX20.315 % 分離課税スワップ単独でも同税率

年間利益が330万円を超えると国内FXの税率の方が低くなるため、MXN/JPYだけ国内口座で保有+TRY/JPYは海外でハイレバ…など“税率ハイブリッド”も検討余地あり。


7│シミュレーション:MXN/JPY ロング 10 lot(レバ25倍相当)

パラメータ数値
1日スワップ+2,500 円
年間スワップ約91.25 万円
想定逆行許容幅-4.0 円
損益分岐-4.0 円で元本=スワップ相殺(無損益)

2020〜2024年の年間値幅平均が6円前後。逆行リスク許容を最低3〜4円に設定しロットを計算すると“金利で耐える設計”が出来る。


8│まとめ ― “金利収益>為替下落” の設計で戦う

  1. 政策金利+スワップ表を毎月更新し、優位ペアを乗り換え。
  2. 為替逆行リスクはpipsベースでロット調整し最大ドローダウンを決定。
  3. 三重スワップ・税率・業者改定など“ルール変化”をリアルタイム監視すれば、
    **レバ25倍でも年利20〜30%**のキャリー戦略が現実的になる。